ザ・マッカランの世界を覗くプリズム
ザ・マッカランMとMブラックは、ザ・マッカランシリーズの中でも際立った存在です。私たちのアイデンティティに欠くことのできない6つの柱を称え、ザ・マッカランの並外れたシングルモルトウイスキーを定義する熟練技、創造性、個性を体現しています。 これらに加え、ザ・マッカラン M コッパーは、1824年の創業以来、ザ・マッカランが使用してきた独特な銅製蒸溜釜への敬意を表しています。
この6つの柱は、"ナチュラルカラー"、"マスター"、"スペイサイドで最も小さなポットスチル”、”ザ・マッカラン エステート"、”選り抜きのオーク樽”、”シェリーシーズニング”で構成されています。

ザ・マッカラン Mコッパー、2022エディション
金の糸のような自然な色合いのザ・マッカラン Mコッパーは、鮮やかでエレガントな色合いです。 この発売は、今日まで私たちの貴重なスピリッツ製造に欠かせない極小の蒸溜釜による極上の蒸溜へのオマージュであり、その心を映し出しています。 蒸溜プロセスが特徴的なだけでなく、ウイスキー製造の歴史において極めて重要な瞬間を表しています。多くの蒸溜所がより大型で生産性の高い銅製蒸溜器に移行するなか、ザ・マッカランは独自のスピリッツを生み出す小型蒸溜釜を使用し続けることで、卓越した品質を追求し続けました。 この独特な形と大きさが、ニューメイクスピリッツを凝縮し、豊かでしっかりとした個性を生み出すのです。
ザ・マッカラン Mコッパーは、バターのようなねっとりとした口当たりで、フルーティーでほのかに甘いモルティな風味が特徴です。 職人の手によって作られたラリックの銅色のクリスタルデキャンタは、蒸溜器を表し、伝統的な製法を守りながら革新に取り組む私たちの姿勢を反映しています。
ザ・マッカラン Mコッパー、2022エディション
Mシリーズは厳選された少数の樽で熟成され、豊かなナチュラルカラーを誇ります。また、デキャンタも色を一切使用しておらず、その透明な色は誠実さの象徴しています。 シェリー酒で風味づけされたオーク樽で長時間熟成させることで、深くてダークなシングルモルトに磨き上げられました。ザ・マッカラン Mは豊かな風味の調和なのです。 琥珀色の色調を持つ、ザ・マッカラン Mは、シェリー酒で風味づけされた蒸溜所独特の風味があり、チョコレート、濃厚なドライフルーツ、スパイスの香りを感じることができます。
ザ・マッカラン Mコッパー、2022エディション
ザ・マッカラン Mブラックは、職人技のこだわりと、私たちの技術に対する揺るぎない信頼と自信を表しています。 この製品では、微かなピートの香りとマッカランの特徴が見事に調和しています。 ピーテッドスピリッツを貯蔵する希少なブラックエンド樽は、創造性とクラフトマンシップの限界を超え続けるウイスキーマスタリーチームによって入念に選定され、この独特な表現を生み出すことにつながりました。
シェリー酒で風味づけされたオーク樽で熟成されたスピリッツは、時間をかけて深みと個性を増していきます。 ラリックによる手作りのブラッククリスタルデキャンタは、ウイスキーのピートスモークと、ザ・マッカランならではの香りとピーテッドウイスキーを大胆に融合。ウイスキーメーカーとしての私たちの自信を映し出しています。
より高度な技術と時間を要する、ガラス職人のレパートリーの中でも最も複雑な素材のひとつであるブラックラリッククリスタルに、貴重なウイスキーを封じ込めました。 微かにスモーキーで、そして豊かな自然なゴールドサンライズの色合い。ザ・マッカランの特徴とピートの香りが意外にも調和した、味わうほどに複雑なシングルモルトに仕上がっています。




撮影:ニック・ナイト氏
これらの製品を炎と氷で表現し、それぞれのシングルモルトに命を吹き込みました。
ザ・マッカランから、象徴的なシングルモルトウイスキー「Mコレクション」の視覚化した世界を作るために、コラボレーションを依頼されました。 このプロジェクトのために私が選んだ抽象的で表現力豊かなスタイルを受け入れ、創作の自由を与えてくれる会社と一緒に仕事ができることに興奮しました。
Nick Knight
デザインの限界に挑む
ザ・マッカラン Mコレクションは、何世代にも渡り特別なオーク樽とその貴重な中身を守り、大切に見守ってきた証しです。 これは、ファビアン・バロンがデザインしたウイスキーデキャンタにも反映されています。美的表現と商業美術を最高の形で融合するビジョンを持っていました。 1888年の創業以来、フランスのガラス製造をリードしてきた伝説のメゾン、ラリックの手吹きクリスタルガラスのデキャンタに収められています。
シングルモルトと現代的なクリスタルガラスの組み合わせで、これ以上のものはないでしょう。 これらのシングルモルトは、その独特なウイスキーとして、またそれを収めた息を呑むようなデキャンタとして、それぞれ特別な位置にいるのです。